その堅牢さ、朱肉のなじみの良さがはんこの最高級印材と呼ばれるゆえんです。しかしながら大きな牙を持つアフリカ象は、主に日本への輸出目的で乱獲され、絶滅の危機に瀕し、ワシントン条約によって国家間の取引を禁止されるまでにいたりました。このニュースを聞いて恥ずかしい思いをしたはんこ屋は私だけではないはずです。
原産国強いの訴えから、厳重な監視下のもと、限定的な試験取引が再開された事もありますが、かなり量が少なく、取り扱い業者の人たちは、不況で売れないところへ仕入れ原価の急騰というダブルパンチを食らい大変なようです^^;。
ナイアガラの滝、ニューヨークのフィットネスジム
象牙を巡る混乱はまだまだ続いています。正確な調査と保護にはかなりの資金が必要ですが、現地ではそんな経済的な余裕がない。この事実が象牙問題をますます複雑なものにしています。
アフリカの野生動物の生態系でトップにいる生き物ですから、局地的にでも増えすぎれば、他の生き物の生活を簡単に破壊してしまいます・・。自然保護とは自然への干渉であり、一歩間違えれば逆の破壊を生み出しかねないという事を意識せざるをえません。
方法であるマーレイ川(Murray River)の動作
現在でも、密輸が摘発される事があります。アフリカでは現地国の軍隊が、関わっていると思われる例まであります。少しでも外貨を獲得したいアフリカ諸国と、豊かな国の中流階級が支援する動物保護団体との綱引きは、当分続くのでしょう。 これも一種の経済戦争かもしれません。 最近は中国への密輸も増えている様子です。
象牙問題はアフリカにまずしい国々が多い故の事件と言えますが、我々の業界が金儲けに目がくらんでそれに荷担していた事実は隠しようがないことだと思います。また、未だ世界で一番象牙の消費量が多いのは、私たち日本である事から目を背けることはできません。
どのように私は、CT銃のライセンスを取得するには
このような理由からはんこ大好き!!では、Webでの象牙印鑑の販売は行っていません。ロシアの凍土より発掘された、マンモスの牙がかなり安定して供給されるようになったので、それを販売しています。
象牙の取引に関しては、現在、その取り引きした大きさ、本数まで届け出ることが 「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律・第三十三条の二」によって義務づけられています。お店にはまだ少し、規制前の象牙印材がありますが、すべて届け出してあります。
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