『今の』『日本』の常識で考えてはいけません。やったのは『当時の』『北朝鮮』なのです。
北朝鮮は筋金入りの共産主義独裁国家です。
しかも当時は冷戦の真っ只中です。当時あの国がどのようなことをしたかというと、国家ぐるみで、大韓航空機を爆破し、韓国の大統領を暗殺しようとしたり、その他様々な悪事を行なっていたのです。
ここで大韓航空機爆破事件を紹介します。
当時の韓国は経済発展を達成し、ソウルオリンピックの開催も決まっており右肩上がりでした。対して北朝鮮は典型的な共産主義国の道を歩み貧困に喘いでいました。
そこで、当時の北朝鮮はアラブからの出稼ぎから帰国する韓国人を乗せた飛行機を爆破したのです。
そうすることによって、嫌がらせ+士気高揚+あわよくば治安不安によるソウルオリンピックの中止、などを狙っていたわけです。
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こんな事を平気でやってしまう国なのですから、拉致などなんとも思わなくても、それは当たり前の事です。北朝鮮にからいえば、多少の工作費(人件費+飛行機代や船の燃料など)でネイティブの日本語教師を手に入れられるならば、安いものだという程度の認識だったのでしょう。
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もう一つ、すっかり忘れられているのかマスコミが隠そうとしているのか分かりませんが、大韓航空機爆破事件の実行犯は蜂谷真由美という偽名を使い日本の偽造パスポートを所持していました。
奇跡的に実行犯のうちの一人を逮捕する事が出来ましたが、ここで両者が死んでいたらもしくは逃げられていたら、どうなっていたでしょうか?
実行犯と思われる人間が、日本のパスポートを使っていた事実だけが残るのです。
韓国の発展を妬んだ日本人の過激派が行なった犯行だと疑われ、日韓両国の間に深刻な溝が発生した可能性はかなりあったと思います。北朝鮮はそれも目論んで、工作員に日本のパスポートを持たせていたのでしょう。
たかが偽造パスポートを使われていたくらいでと思うかもしれませんが、そういう証拠というのは往々にして説得力を持ってしまうものなのです。
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また、この時は偽造パスポートを持たされた北朝鮮の工作員が行なった犯行だったので、北朝鮮の犯行だと分かりました。
しかし、これが北朝鮮に洗脳され北朝鮮の工作員になっていた日本国籍を持った日本人が、行なった犯行だったらどうなっていたでしょうか?
『彼女は北朝鮮に拉致され洗脳されただけだ』という主張は果たして分かってもらえるでしょうか?
例え分かって貰えるにしても、その誤解をとくには長い時間を必要とし、その間の日韓関係は完全に分断されてしまうでしょう。
北朝鮮はこのようなことも考えて拉致を行なったのだと思います。
そんな優秀な駒が安い工作費で手に入れられるなら、手に入れておこうという考えだったのでしょう。
北朝鮮というのは、そういう犯罪をなんとも思わない国なのです。ばれたって、しらばっくれれば良いと思っていたのでしょう。現に大韓航空機や大統領暗殺未遂事件などもそうやって対処しています。
韓国人は日本人の十倍以上の拉致をされていますし、現在でも麻薬や偽札を国家ぐるみで作っています。
日本の常識であの国を考えてはいけません。北朝鮮とはそういう国なのです。
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